<研究ノート> 「分かった」から「使える」日本語を目指して : 中級文法クラスにおける仮定表現の誤用分析を通して

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  • Aiming for "Useable" Japanese from "Understood": An Error Analysis of Hypothesis Expressions in Intermediate Level Grammar Classes

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本稿は、筆者らが担当した中級レベルの文法クラスで取り上げる仮定表現の学習を通して、学習者の「分かった」を「使える」につなげるための文法教育の在り方を検討することを目的とする。授業で使用した教材やレベルチェックテスト、小テスト、期末テスト等の学習者の解答例をもとに誤用のパターンや背景について分析を行った。その結果、前件と後件の因果関係の不理解、事実と反事実の意味の混同、話し手の意図の見落とし等が誤用につながっていることが明らかになった。文法の知識だけではなく、発話の場面や文脈、発話の意図を理解することが「使える」文法の学習に重要であることが確認された。

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