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- 扈 素妍
- 奈良文化財研究所アソシエイトフェロー
書誌事項
- タイトル別名
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- <Articles>Birth Customs and Midwives Training Policy in Colonial Korea
- 植民地朝鮮における出産風習と産婆養成政策
- ショクミンチ チョウセン ニ オケル シュッサン フウシュウ ト サンバ ヨウセイ セイサク
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抄録
本稿では植民地朝鮮における産婆政策と風習のせめぎ合いを解明する前段階として、朝鮮伝統の出産風習のあり様を復元し、植民地朝鮮の衛生政策としての産婆制度の展開と特徴を明らかにする。朝鮮においても伝統的に「産救安」などと呼ばれた家族・親戚の女性もしくは近隣の老婆を雇い、助産を任した風習があった。しかし、メディアでは朝鮮人の出産風習と迷信とを一体化して、朝鮮の風習を野蛮なものと位置づけていた。それに加えて当時の日本の専門家たちは朝鮮の出産風習を未開なものとして際立たせ、日本人が悲惨な朝鮮人を救わなければならないという構造を作った。そして、朝鮮人を救うため、日本人産婆の派遣もしくは朝鮮で産婆養成の必要を唱えた。このような土台の上に実行された植民地朝鮮の産婆制度は、産婆養成から始まり、また「速成助産婦科」を設置し、短期間で産婆を養成して地方へ派遣を図るという特徴があった。
収録刊行物
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- 史林
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史林 103 (5), 644-678, 2020-10-20
史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内)
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649596833536
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- NII論文ID
- 120006954086
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- NII書誌ID
- AN00119179
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- NDL書誌ID
- 031217668
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- ISSN
- 03869369
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可