「花かるた」の始原と現在

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  • ハナカルタ ノ シゲン ト ゲンザイ

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「花かるた」は、ヨーロッパ(ポルトガル)のプレイングカードが海を渡って日本に将来され、その後の鎖国の間に独自に発展したものである。その特徴は数字を用いず、四季折々の花によって代用している点にある。ただ今日まで、賭博とのかかわりが強調されたために、その文化的特質が見失われていたと思われる。本稿は新出資料「武蔵野」の骨刷の紹介を兼ねて、日本が世界に誇りうる「花かるた」の歴史と文化を再検証し、その復権をめざすものである。

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