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- Backley Phillip
- Research Center for Higher Education, Kyushu University : Associate Professor
書誌事項
- タイトル別名
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- Stability of Geminate Consonants
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説明
重複子音(促音)の概括のひとつに,重複子音が軟音化過程に影響を受けることは希であるというものがある。韻律的に弱い位置にある単一子音は,その子音特性のいくつかを失うと考えられる。一方,同様の位置を占める重複子音は分節変化を被ることはまずない。本稿では,最適正理論におけるこの事実の説明を再検討したのちに,音韻構造における主要単位と依存単位問の固有の相違点に基づく説明を発展させる。具体的には,単一子音は依存子であると見倣され,弱化を受けやすい。一方,重複子音は,(主要部を含む)認可領域を形成しており,一般の主要部特性に従った場合,重複子音の主要部の存在は分節弱化の可能性を退ける。
収録刊行物
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- 言語文化論究
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言語文化論究 14 61-86, 2001-07-12
九州大学大学院言語文化研究院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649692337664
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- NII論文ID
- 110001148824
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- NII書誌ID
- AN10175926
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- DOI
- 10.15017/6060
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- HANDLE
- 2324/6060
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- NDL書誌ID
- 5949352
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- ISSN
- 13410032
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可