有機性廃棄物のリサイクル普及効果分析 : ランダム化対照試行を用いたバイオマス循環システム支援方策の政策的含意

  • 野村 久子
    九州大学大学院農学研究院国際農業教育・研究推進センター
  • Cotterill Sarah
    Institute of Population Health, University of Manchester
  • John Peter
    School of Public Policy, University College London

書誌事項

タイトル別名
  • Policy Implications of the Use of Feedback to Enhance Environmental Outcomes : a Randomized Controlled Trial of a Food Waste Scheme
  • ユウキセイ ハイキブツ ノ リサイクル フキュウ コウカ ブンセキ : ランダムカ タイショウ シコウ オ モチイタ バイオマス ジュンカン システム シエン ホウサク ノ セイサクテキ ガン イ

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抄録

食品由来の有機性廃棄物のリサイクルを普及を促すための施策効果をランダム化対照試行を用いた実証実験を行った. 道レベルの有機 性廃棄物リサイクル普及率を各世帯へのフィードバックとしてポストカードで世帯に送付することで, 同じ「道」に住む世帯で, 規範が活性化して帰属意識を刺 激し, 集団間の対抗意識ならびに集団内のリサイクリング協同意識が高まることが制度普及へ与える効果検証を行った. その結果, 地域の社会経済水準が参加に 与える影響があり, また, 帰属意識は, 「道」の長さが影響していること, 道のリサイクリング率をフィードバックとしたカードが与える正の普及効果があり, 政策誘導施策として有効であることが示された.

はじめに 研究目的 分析方法 分析結果 考察 結論

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