書誌事項
- タイトル別名
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- On the -ja Construction in the Tarama Dialect of Southern Ryukyuan
- ミナミリュウキュウ ・ タリョウ カントウ ホウゲン ノ キホンテキ ナ ja コウブン ニ ツイテ
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説明
助辞-jaは現代共通語の助辞「は」に対応し,琉球語全体で広く用いられている助辞である。だが,その研究の多くが-jaの出現形式や承接関係など形態論的な内容を示すに留まっており,その文法的機能や「意味」についての具体的な記述,また,現代共通語の「は」との違いといった観点からの考察があまりなされてこなかった。このような現状を踏まえ,本研究では多良間島方言を対象に,-jaが現れる文の基本的なタイプを明らかにし,それぞれの文の構造や機能を記述・考察した。その結果,名詞述語文と形容詞述語文のNP-ja主語は基本的に「判断の主題」を,動詞述語文のNP-ja主語は基本的に「関連の主題」を表すことを示した。またその他のja構文として,存在動詞aL述語文,否定文,対比構文などがみとめられた。
収録刊行物
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- 国立国語研究所論集 = NINJAL Research Papers
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国立国語研究所論集 = NINJAL Research Papers 1 35-51, 2011-05
国立国語研究
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649697988608
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- NII論文ID
- http://ci.nii.ac.jp/naid/KJ00008490049
- 110009576076
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- NII書誌ID
- AA12536262
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- ISSN
- 2186134X
- 21861358
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- NDL書誌ID
- 023638009
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN