書誌事項
- タイトル別名
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- Corpus Analysis of the Polysemic Quasi-Synonymous Words shiru and wakaru
- タギ ドウシ ト シテ ノ 「 シル 」 ト 「 ワカル 」 ノ ツカイワケ : コーパス オ カツヨウ シタ ルイギゴ ブンセキ
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説明
本研究は日本語学習者が理解しやすい類義語指導のための基礎研究として,多義動詞である「知る」と「分かる」の使い分けを体系的に記述することを目的とする。体系的な記述のために大規模なWEBコーパスから用例収集を行い,「知る」と「分かる」の各語義で置き換え可能性を検討した結果,「情報の獲得・理解」「状況の把握」「会得」「本質理解」という4つの類義関係に整理することができた。さらに,類義関係があっても「知る」と「分かる」が置き換えできない時,それぞれの意味的対立がどこにあるのかを分析した結果,両形式が表す認知状態の変化における4つの側面(「未知状態からの変化」「過程性の焦点化」「逆行の変化」「内的な了解能力」)から各類義関係における使い分けが説明できることを示した。
収録刊行物
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- 国立国語研究所論集 = NINJAL Research Papers
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国立国語研究所論集 = NINJAL Research Papers 12 63-79, 2017-01
国立国語研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649698113280
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- NII論文ID
- 120005950341
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- NII書誌ID
- AA12536262
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- ISSN
- 2186134X
- 21861358
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- NDL書誌ID
- 027970157
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- CiNii Articles
- KAKEN