書誌事項
- タイトル別名
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- The Reading Process of Advanced Japanese Learners in China : Reading Instructions that Promote Dialog with Authors
- チュウゴクゴ オ ボゴ ト スル ニホンゴ ジョウキュウ ガクシュウシャ ノ ドッカイ カテイ : カキテ ト ノ タイワ オ ウナガス ドッカイ シドウ ニ ムケテ
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説明
書き手との対話を通じて読み手自身が思索を深められるような読解指導のありかたを考えるには,学習者が日常的にどのような読み方をしているのかを分析し,そこに潜む問題を明らかにする必要がある。本稿は,大学院で学ぶ上級レベルの中国人日本語学習者6名を対象に,「テキストベース」と「状況モデル」に関わる活動(van Dijk & Kintsch 1983)が,読解過程でどのように行われるかを調べる調査を行った。この調査では,書き手との対話を促し,自己の思索を深めることを目指し,いくつかの設問を与えたあとに読解を開始した。その結果,テキストベースと状況モデルに関わる活動を活発に行っている3名と,テキストベースに関わる活動が主体で,状況モデルに関してはあまり活発な活動が見られない3名に分かれた。つまり,6名のうち半数の学習者が書き手との対話を通じた深い思考に至る読み方に至っていなかった可能性がある。このことから,事前に設問を与えるだけでは十分でなく,読解の目的や設問を与えることの意味を十分に理解させ,設問の内容を考えながら読む練習を行うなど,読解過程における読み方そのものの指導が,日本語上級レベルの大学院生であっても必要であることが示唆された。
収録刊行物
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- 国立国語研究所論集
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国立国語研究所論集 (20), 21-40, 2021-01
国立国語研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649698679040
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- NII論文ID
- 120006952162
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- NII書誌ID
- AA12536262
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- ISSN
- 21861358
- 2186134X
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- NDL書誌ID
- 031306832
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可