A Study of the Musicians in the Sekkyo Sango Group in the Osaka Area During the Edo Period
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- 近世大坂の説教讃語芝居における演奏者
- キンセイ オオサカ ノ セッキョウ サンゴ シバイ ニ オケル エンソウシャ
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Abstract
本稿は近世末期の上方歌舞伎に存在した説教讃語座という芝居興行団体に出演していた演奏者を芝居番付の簡単な統計と共演関係図から明らかにしようとするものである。 説教讃語とは、関蝉丸神社が統括していた、大坂の宮地で芝居興行を行う集団である。この集団に属する芸能者のうち、歌舞伎の音楽面を担当した演奏者についての考察である。 まず演奏者というものの存在形態、特に玄人と素人という定義の問題を確認した。 その後、安政五(一八五八)-慶応三(一八六七)年の間の説教讃語座の歌舞伎番付一四〇点を基礎データとし、そこに出演した演奏者について調査、分析した。そこから、第一に、義太夫節と長唄が主に使用されること、それは通常の歌舞伎興行(説教讃語座以外の歌舞伎)と相違がないことを確認した。第二に関わった主要な演奏者名を抽出し、通常の歌舞伎興行に出演する演奏者と比較して、説教讃語座固有の演奏者の存在を確認した。第三に、それと同時に説教讃語座には通常の歌舞伎興行と共通の演奏者も出演しており、固有の演奏者同士では組織を編成し得ず、中でも長唄の演奏者は流派と劇場付という組織編成の可能性があることを解明した。
Journal
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- 日本研究
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日本研究 37 91-123, 2008-03-31
国際日本文化研究センター
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649700782720
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- NII Article ID
- 120005681497
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- NII Book ID
- AN10088118
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- ISSN
- 24343110
- 09150900
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- NDL BIB ID
- 9451236
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
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