大学新入生たちによる外出自粛生活のオートエスノグラフィ : 文集「パンデミックを歩く」を題材に

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書誌事項

タイトル別名
  • Discussion of Auto-Ethnography Written by New Students during the Quarantine : Based on the book “Walking in the pandemic”
  • ダイガク シンニュウセイタチ ニ ヨル ガイシュツ ジシュク セイカツ ノ オートエスノグラフィ ブンシュウ パンデミック ヲ アルク ヲ ダイザイ ニ

抄録

研究ノート

本稿は2020 年度大学新入生たちによるオートエスノグラフィの内容を分析することにより、新型コロナウイルスの感染拡大のための外出自粛生活中のかれらの生きられた経験を読み解いていく。本稿におけるオートエスノグラフィは筆者による授業「エスノグラフィを書く」の受講生たちによって授業の課題として書かれたものである。受講生17 名は全員大学1 年生であり、所属学部は文学部がやや多いもののバラけていた。本稿では、提出されたオートエスノグラフィの中から3 篇を選び分析を行った。その結果、コミュニケーションの取りにくさ、オンライン授業における学び、ソーシャル・ディスタンスが強いられる社会における共生などへの洞察を読み取ることができた。これらのことから、オートエスノグラフィ執筆を通して、彼らの生きる世界を彼ら自身で解釈し直すことが可能となったと考えられる。

収録刊行物

  • 共生学ジャーナル

    共生学ジャーナル 5 186-206, 2021-03

    大阪大学大学院人間科学研究科『共⽣学ジャーナル』編集委員会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853649704068480
  • NII論文ID
    120006994995
  • DOI
    10.18910/79057
  • ISSN
    24326755
  • HANDLE
    11094/79057
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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