聴覚障害児へのソーシャルスキルトレーニングの実践:コミュニケーションレベルにより分類したグループによる支援

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タイトル別名
  • Practice of Social Skills Training for Students with Hearing Impairments:Support by Selecting Appropriate Communication Level
  • チョウカク ショウガイジ エ ノ ソーシャルスキルトレーニング ノ ジッセン : コミュニケーション レベル ニ ヨリ ブンルイ シタ グループ ニ ヨル シエン

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抄録

聴覚障害児のソーシャルスキルと自尊心の向上を目的とした本研究は、ソーシャルスキルトレーニング(以下、SST)を実践し、その効果を検討した。SSTは、コミュニケーションレベルの異なる3つのグループで実施し、対人関係に必要な9つのスキルを獲得することを目標とした。生徒評定では、失敗不安、引っ込み思案行動、攻撃性などが低下した。一方、教師評定では、生徒の向社会的スキルが向上し、引っ込み思案行動が低下したという結果が得られた。また、実践の評価においても、教師は実践自体を肯定的に受け入れていることが明らかになった。本研究の結果、コミュニケーションレベルに応じたSSTを計画することが効果的である可能性が示唆された。

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