センサリー・ブランディングにおけるフレグランス訴求の戦略的枠組み

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タイトル別名
  • Strategic Framework for Sensory Branding: the Pursuit of Fragrance
  • センサリー ・ ブランディング ニ オケル フレグランスソキュウ ノ センリャクテキ ワクグミ

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抄録

本研究は、コモディティ化が進む市場において、ブランドが顧客に支持されるためには、企業はどのような戦略的対応を取るべきかを探ることを目的とする。そのために、先行研究として脱コモディティ化に向けた戦略に注目するとともに、特に最近注目されている理論である「センサリー・ブランディング」に着目する。続いて、柔軟剤市場を例に、コモディティ化が進み次々に多種多様な類似ブランドが生み出されている現状を議論する。そのうえで、五感の一つである香り(フレグランス)を訴求し、かつ顧客に支持されている柔軟剤を取り上げ、これら柔軟剤を利用する顧客がどのようなベネフィット(機能的ベネフィット、および感性的ベネフィット)を求めているのかを明らかにする。これによって、感性に訴求したブランド戦略における知見を提示する。

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