社会人基礎力育成に関する実践事例報告~「チームで働く力」の育成を中心として~

書誌事項

タイトル別名
  • A Report on Fundamental Competencies for Working People:Focusing on the Ability to Work in a Team
  • シャカイジン キソリョク イクセイ ニ カンスル ジッセン ジレイ ホウコク : 「 チーム デ ハタラク チカラ 」 ノ イクセイ オ チュウシン ト シテ

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説明

社会人基礎力の概念が提唱されてから10年が経過した。その概念は1990年代以降の環境変化を背景に提唱されたが、当時以上に混迷を深める現在において、若者の社会人基礎力育成の必要性は一層高まっている。 本稿は社会人基礎力育成を目的としたPBL授業の実践報告である。本事例では特に「チームで働く力」の育成を意識し、育成上の環境としてまず、グループワークを基本としたプロジェクト推進に努めた。さらに社会人基礎力育成に定評のある他大学ゼミとの協働を行い、当該ゼミの先進的な育成手法を本プロジェクトにも導入し、実践した。成果として、参加学生の「チームで働く力」の向上が見られ、さらに学生同士の連帯感や相互信頼の醸成が観察された。一方で、①評価基準、自己評価・他者評価、評価実施の時期・回数等、社会人基礎力の評価方法の整備、②「前に踏み出す力」「考え抜く力」の向上をもたらす具体的な手法の検討、の2点が課題となった。

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