長時間一定負荷運動時の心拍ドリフトと自律神経活動の関係

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タイトル別名
  • Relationship Between Heart Rate Drift and Autonomic Nerve Activity During Prolonged Constant-load Exercise
  • チョウジカン イッテイ フカ ウンドウジ ノ シンパク ドリフト ト ジリツ シンケイ カツドウ ノ カンケイ

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抄録

本研究では,長時間一定負荷運動時に観察される心拍数(HR)の漸増現象(HR drift)と心臓自律神経活動の関連性を検討するため,7 名の健常男子大学生を対象に自転車エルゴメーターを用いて60 分の長時間一定負荷運動テストを実施した。自律神経活動はHR 変動を周波数分析することによって評価した。長時間一定負荷運動の前半(3-30 分)においては,HR driftの発生は交感神経活動に関連せず,副交感神経活動に一部関連していると考えられた。運動の後半(30-60 分)におけるHR drift は自律神経活動によって説明できず,運動ストレスなどの因子と関連する可能性が考えられた。

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