熱やCO2 の輸送を介した植生 : 大気境界層の相互作用に関する研究動向

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タイトル別名
  • A Literature Review on Vegetation-Atmosphere Interaction Research for Carbon Cycle and Energy Balance in Terrestrial Ecosystems

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説明

陸域生態系の物理・生物的なプロセスが大気のプロセスと相互作用を持つことはよく知られている.一般的に個々の研究は,大気が生態系の植生に与える影響,もしくは植生が大気側へ与える影響のどちらかに特化することが多い.一方で,大気と生態系を一つの系とみなす研究は昔から重要視はされているが,そのような研究は未だに発展途上である.本レポートで,陸域生態系の炭素循環とエネルギー収支に関して,大気との相互作用を考慮することが重要であると考える,いくつかのテーマに対する文献調査をおこなった.さらに、植生─大気相互作用を研究する上で有用なツールである,一次元の大気境界層モデルと領域気象モデルの風速場に関する,基本的な式の導き方について紹介する.

収録刊行物

  • 低温科学

    低温科学 77 1-15, 2019-03-20

    低温科学第77巻編集委員会

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