意思決定支援における常識的知識とオーサーシップ

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タイトル別名
  • Common-sense knowledge and authorship within supported decision making
  • イシ ケッテイ シエン ニ オケル ジョウシキテキ チシキ ト オーサーシップ

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抄録

本研究では、障害者支援施設における意思決定支援職を狭義の意思決定支援と広義の意思決定支援に区別し、前者はとりわけ意思決定支援を可能にする常識的知識について、後者は意思決定におけるオーサーシップの問題について、それぞれ検討した。分析対象となったデータは、障害者支援施設で働く職員によって報告された「意思決定支援が問題となるケース」である。これらのデータをエスノメソドロジーの分析手法の1つである論理文法分析によって分析し、分析によって得られた知見について考察した。狭義の意思決定支援においてはある種の常識的知識が知的障害者の意思決定を見えにくくする可能性について示唆した。広義の意思決定支援においては、意思決定のオーサーを単一の人物に絞る必要がないならば、オーサーは主にクライエントと支援者の2人であることを示した。

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