壮年期末期がん患者の訪問看護における家族支援

書誌事項

タイトル別名
  • Support for Families of Middle-Aged Terminal Cancer Patients by Visiting Nurses

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説明

目的:壮年期末期がん患者の訪問看護における家族支援を明らかにし、壮年期末期がん患者と家族の在宅療養を支える訪問看護の示唆を得ることを目的とした。方法:訪問看護師10名を対象に、半構造化インタビューでデータを収集し、質的帰納的に分析した。結果:訪問看護師から語られた家族支援として、【在宅ケアの影響から生活の基盤を守る】【患者を支える配偶者の重圧を受け止める】【患者の苦痛に対処する家族の動揺を回避する】【子どもの将来を思い親子関係を紡ぐ】【夫婦の関係性を汲み取り調和を保つ】【納得できる最期の生き方を見据える】【死別に対する心の準備を探る】の7つのカテゴリーが生成された。結論:壮年期末期がん患者の訪問看護では、末期がん患者への家族支援の中核をなす支援と合わせて、家族のサブシステムである親子や夫婦の関係性を丁寧にアセスメントし関わることが重要になると考えられた。(著者抄録)

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