日本人の卑下的呈示行動に関する検討 : 発話者の身内を卑下する動機と聞き手の返答および印象

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タイトル別名
  • Investigation of Japanese self-effacement : The speaker'smotive of spouse-effacement and receiver's impression and reply
  • ニホンジン ノ ヒゲテキ テイジ コウドウ ニカンスル ケントウ ハツワシャ ノ ミウチ ヲ ヒゲ スル ドウキ ト キキテ ノ ヘントウ オヨビ インショウ
  • ニホンジン ノ ヒゲテキ テイジ コウドウ ニ カンスル ケントウ ハツワシャ ノ ミウチ オ ヒゲ スル ドウキ ト キキテ ノ ヘントウ オヨビ インショウ

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説明

本研究では、自己卑下呈示に関する既往の研究において行われている議論を、自分の身内のことを他者に対して卑下する身内卑下呈示の場合に拡張し、自己卑下呈示と身内卑下呈示の関係性について検討した。研究1においては、身内卑下呈示の生起動機と返答分類を行い、卑下内容を否定する反応が期待されることや、聞き手への話題提供の動機が高いことを示した。研究2においては、身内卑下呈示の受け手の印象評定に及ぼす身内卑下呈示内容と実際の技量との乖離の影響を検討した。その結果、卑下されるターゲットの技量が優れている場合は、より事実ではなく謙遜と受け止め、不快でなく感じるが、特に中年齢の女性では実際の技量を知らない場合、より事実と受け止め、不快に感じることが明らかになった。

収録刊行物

  • 対人社会心理学研究

    対人社会心理学研究 11 81-87, 2011

    大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室

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