活動理論から見たモンテッソーリ教育の成立過程

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  • Determining the Formation of Montessori Education from Activity Theory Perspective
  • カツドウ リロン カラ ミタ モンテッソーリ キョウイク ノ セイリツ カテイ

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抄録

モンテッソーリ教育は、彼女が知的障害児のために採用した教具を、「子どもの家」の普通児に試用する教育実験のなかで成立した。さらに、そうした実験の中から生まれた理論を媒介として、「子どもの家」でのモンテッソーリの個人的な教育実践は、徐々に集団的・組織的な教育活動へと拡張し、やがて独自の教員養成を通じ、モンテッソーリ教育として世界的に普及するに至った。本稿では、まず、モンテッソーリ教育の成立過程を、エンゲストロームの活動理論を採用することでより鮮明に描き出す。次いで、こうして成立し普及するに至ったモンテッソーリ教育がその普及過程で抱え込むことになった問題点を、活動理論の観点から示唆する。

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