分散型エレクトロ・ルミネセンス・セルの回路素子としての特性について

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  • On the characteristicses of the Enamel Electroluminescence Cell and Plastic ones as circuit components
  • ブンサンガタ エレクトロ ルミネセンス セル ノ カイロ ソシ ト シテ ノ トクセイ ニ ツイテ

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type:Article

The author has measured the voltage-current characteristicses when throwing light on the Enamel Electroluminescence Cells and Plastic ones. From these results, the author has known these Cells have a photo-conductivity and negative variadle resistance (or impedannce) characteristices. And these natures exist conspicuously on the Enamel Electroluminescence Cell and small on the Plastic ones, and the greater the terminal voltage and illumination to the Cell, the more conspicuous grows these natures.

分散エレクトロ・ルミネセンス・セル（以下，ELセルと略記する）を制御回路素子として使用する場合回路設計上，その回路定数の性質を知ることが重要なるが，筆者はこの点に関し，ほうろう型ELセルとプラスチック型ELセルについて回路素子としての特性を検討してみた。その結果，ELセルは光導電性を有しており，しかも負性抵抗（またはインピーダンス）特性もあわせ持ち，プラスチック型ELセルにおいては，これらの性質は比較的小さいが，ほうろう型ELセルにおいては著しくこれらの特性を有していることがわかった。また，これらの特性は光を照射することにより更に著しくなり，また，電圧が高くなるほど著しくなることを知った。このことは、ELセルの発光素子としての応用ばかりでなく，バリスタ，光導電性素子として特殊な応用面のあることを示している。また，回路素子として使用する場合，両極間電圧，分圧電圧等を含めて回路設計をする場合の資料として参考になると思われるので報告する。

identifier:富山大学工学部紀要，18(1/2)

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