ケーブル・テレビ網と電話ソフトウェアによるインターネットの普及

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タイトル別名
  • ケーブル テレビモウ ト デンワ ソフトウェア ニヨル インターネット ノ フ
  • Popularization of the internet by cable TV and telephone softwares

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抄録

ここ数年,「マルチメディア」という言葉がよくマスコミに登場する様になった。そしてこのー,二年は特にインターネットとWWW(World Wide Web)システムが爆発的なブームになっている。インターネット自身は以前から学術研究用のネットワークとして広く使われていたが,このブームはWWWシステムの登場や商用利用の開始に端を発している。そして現在ではインターネットの各所で広告や通信販売等の商用目的のWWWホームページを見る事が出来る。だがこの爆発的なブームも今やかげりが見え始めている様である。ブームのかげりの主な原因は二つあるというのが筆者の意見である。一つはホームページで提供されている情報の質の問題であり,もう一つはインターネット利用者の数の問題である。情報の質の問題は既に別稿[ 1 ]において議論したので,ここではインターネット利用者の数の問題について議論する。以下の節では先ずインターネットの利用者の偏りと数の少なさについて論じ,次に一般家庭におけるインターネットの利用を促進する手段としてのケーブル・テレビ網と電話ソフトウェアの重要性について述べる。最後にこの利用促進の手段として見た場合の現在のインターネットと電話ソフトウェアの問題点を指摘する。

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