利尻島における離島地域医療実習から得た学生の学び : 参加学生の実習後レポートの分析

書誌事項

タイトル別名
  • Students' learning in “Community Health Care Practice on Rishiri Island” : Analysis of their reports
  • リシリトウ ニ オケル リトウ チイキ イリョウ ジッシュウ カラ エタ ガクセイ ノ マナビ サンカ ガクセイ ノ ジッシュウ ゴ レポート ノ ブンセキ

この論文をさがす

説明

本学医学部、保健医療学部の1年生を対象に実施された、利尻島における『離島地域医療実習』の参加学生に、実習に対する①自己目標、②自己目標に対する自己評価、③実習での学び・感想からなるレポートを課し、その記述内容を分析した。実習参加者35名中32名の学生からレポートの提出があった。その結果、「ウニ発生実験での発見」「利尻島の自然と人々の生活が密接につながっている感覚」「体験し見えてきた離島の暮らし」「利尻島の小学生が教えてくれた子どもの時空」「利尻島の人々の健康」「利尻島の医療の現状」「地域で働く医療人に必要な資質」「医療福祉サービスを受ける人とかかわる体験」「触れたあたたかな心」「実習中に行った仲間づくり」「意識させられた学習の不足」「明確になった地域医療に対する自己の意識」「自己への気づき」の13の学びが抽出された。学生は、利尻島において島の自然や人々に強く惹き付けられ関心を高めながら実習し、その体験を通して利尻という離島への理解を深めつつ、将来自分が医療人として志す方向を自己に確認していた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ