『タズキラ・イ・ホージャガーン』日本語訳註(7)

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タイトル別名
  • 『 タズキラ ・ イ ・ ホージャガーン 』 ニホンゴ ヤクチュウ(7)
  • Tadhkira-i khwajagan : Japanese Translation and Notes(7)

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抄録

本訳注は『富山大学人文学部紀要』第66号(2017年2月)掲載の「『タズキラ・イ・ホージャガーン』日本語訳注(6)」の続編であり,日本語訳する範囲は底本(D126写本)のp.165/fol.83aの1行目からp.199/fol.100aの20行目までである。 前号で訳出されたように,カシュガル・ホージャ家イスハーク派の軍隊はウシュにおいて,同家アーファーク派のホージャ・ブルハーン・アッディーン側の軍勢に敗れ,さらにカシュガル城市も奪われた。カシュガルにおいて「統治の王座」に就いたホージャ・ブルハーン・アッディーンは,軍勢ととともにイスハーク派の最後の牙城,ヤルカンドへ向かった。そして,ヤルカンド城市において両軍の戦いが始まった。本号では,イスハーク派のホージャ・ジャハーンを長とするヤルカンド陣営の内部状況を中心として,ヤルカンド城市の攻防をめぐる両勢力の和戦両様の動向と,イスハーク派側の敗北が語られる。

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