第67回東邦医学会総会 パネルディスカッション:当科では臨床実習をこう行っている 心療内科における臨床実習

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タイトル別名
  • シンリョウナイカ ニ オケル リンショウ ジッシュウ
  • 67th Annual Meeting of the Medical Society of Toho University Panel discussion: The clinical practice in department of psychosomatic medicine

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抄録

type:TOHO University Scholarly Publication

総説

要約: 心療内科では臨床実習を通して心身医学的な考え方を学び,患者の問題を身体的側面のみならず心理的・社会的・行動的側面からも評価・解釈する態度を習得することをめざしているが,そのために自ら体験して学ぶ機会を可能な限り提供するよう心掛けている.これは体験そのものが目的ではなく,体験を通して自ら考え,振り返ることで主体的な学習者になることをめざしている.午前中には外来実習,午後には病棟実習を組んでいるが,アナムネーゼを聴取した初診患者のフィードバックをディスカッション形式で行うなど学生の主体性を尊重する配慮を行っている.プレゼンテーションの際は,臨床医として必要な臨床推論のプロセスや病態仮説の立て方なども提示するよう求めている.また,省察を深める一環として,ナラティブメディスンの1手法である「パラレルチャート」の導入を行っている.

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