都市部の超高齢社会に挑む看護師養成事業-包括ケア実感プログラムにおける学び-

書誌事項

タイトル別名
  • トシブ ノ チョウコウレイ シャカイ ニ イドム カンゴシ ヨウセイ ジギョウ : ホウカツ ケア ジッカン プログラム ニ オケル マナビ
  • Fostering nurses who can take on the challenge of a super-aging society in urban areas -Outcomes for realization of comprehensive care-

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抄録

type:Toho university scholary publication

実践報告

【目的】本研究の目的は包括ケア実感プログラムにおける学びを明らかにし、今後のプログラムの運営について示唆を得ることである。【方法】本プログラムを受講し調査協力の得られた看護師11名からのデータを用いて質的記述的分析を行った。【結果】回復期リハビリテーション病棟においては【退院後の生活を考慮したリハビリ】【多職種によるチームで対象者を支援】【急性期病院の看護を考える】の3カテゴリーが抽出された。介護老人福祉施設においては【自宅にいるような暮らしを大切にした環境づくり】【自宅にいるような暮らしを大切にしたケアプラン】【急性期病院の看護を考える】の3カテゴリーが抽出された。訪問看護ステーションにおいては【医療依存度に応じたニーズへの対応】【対象者や家族の暮らしを考慮した視点の必要性】【地域の医療・介護職との協働】【訪問看護師との直接的な連携の必要性】の4カテゴリーが抽出された。【考察】本プログラムを受講した看護師は、患者を送り出す多様な療養の場のケアを実感することで、看護の対象は生活者であることを実感し、急性期病院の日頃の看護実践を振り返る機会となり、対象者の生活が継続できるような看護の重要性を学ぶことができたと考えられる。

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