『山椒大夫』に関する臨床心理学的考察

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  • 『 サンショウ ダイブ 』 ニ カンスル リンショウ シンリガクテキ コウサツ

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説明

森鷗外(1938)による『山椒大夫』を登場人物の一人である厨子王の外傷的な体験からの回復の物語であると捉え、臨床心理学的な視点から考察を行った。厨子王は外傷的な体験によって、他者に対する攻撃性を肯定的に用いることが困難となる一方で、他者に対する共感性を失った状態となったが、共感的な他者との交流を経て、こうした資質が回復したと考えられた。

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