がん患者のリハビリテーション

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  • ガン カンジャ ノ リハビリテーション

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説明

20世紀には,"がん"を治す"くすり"はなかった。がんはできるだけ早期に見つけて手術的に摘出せねば、必ずヒトを死に追いやる病気であった。リハビリの介入の余地は殆どなかった。 しかし、20世紀後半の遺伝子ゲノムの解析と免疫病態の分子生物学的解明の進展とが、21世紀のがん診療を一変させようとしている。がんを治療する"くすり"が作られ、それによる長期生存が一部で可能になったのである。治療法は未完成だが、刻々と変遷を繰り返しながら拡がりつつある。この辺の事情を、甚だ表面的ながらお伝えした。 そして、がん患者のQOL向上のためにもがん患者のリハビリテーションを積極的にすすめる時代に向かっているのである。そのためには医療関係者の努力のほかに、社会全体が"がん患者"に対する理解を深める必要がある。

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