一村一品運動の今 : 現在も活動を継続するグループの特徴から
書誌事項
- タイトル別名
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- Current the One Village One Product (OVOP) : Commonalities of groups still active today
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説明
研究の概要(和文):一村一品運動が1979年に大分県で始まって40年が経とうとしている。一村一品運動では、数々の農村女性を中心とした生産グループが活躍してきたが、成功した例もあれば失敗した例もある。 実際に現在も活動を継続しているグループのリーダー格の方4人にインタビューを行ったところ、共通した特徴が浮かび上がり、一村一品運動により農村女性を取り巻く環境がどのように変遷していったかがわかった。農村女性は、農業と家事のみをこなす「家」に閉ざされていた生活を送っていたが、当時の平松大分県知事が一村一品運動を提唱したことで正々堂々と家の外で働くことができるようになり、そこに農村女性のエンパワーメントが発生していた。 また、平松知事はこの運動を大分県の施策・政策にとせず、農村女性を中心とした住民の自発的な活動と位置づけた。その結果、補助金等に頼ることなく、自ら考える力をつけた足腰の強いグループが登場した。
収録刊行物
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- 地域イノベーション
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地域イノベーション 11 49-59, 2019-03-29
法政大学地域研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649754994432
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- NII論文ID
- 120006652621
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- NII書誌ID
- AA12346857
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- HANDLE
- 10114/00021900
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- ISSN
- 18833934
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles