G.キャプランのメンタルヘルス・コンサルテーションにおける主題妨害低減法 : コンサルティの個人的問題に由来する職業的客観性の喪失に対応する介入
書誌事項
- タイトル別名
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- G.Caplan’s Theme Interference Reduction in Mental Health Consultation : Intervention to deal with consultees’s lose of professional objectivity that derives from their personal issues
- G.キャプラン ノ メンタル ヘルス ・ コンサルテーション ニ オケル シュダイ ボウガイ テイゲンポウ : コンサルティ ノ コジンテキ モンダイ ニ ユライ スル ショクギョウテキ キャッカンセイ ノ ソウシツ ニ タイオウ スル カイニュウ
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説明
本論文では、地域精神医学の世界的指導者であったG.キャプラン(1917-2008)が提案したメンタルヘルス・コンサルテーションにおける「主題妨害低減法」の理論と実践を概観する。この技法は、コンサルテーションで最も対応が難しいコンサルティの個人的問題が原因で客観性を喪失した状態にコンサルタントが介入する方法であり、コンサルティに自分の問題に気づかせることなく実施できる長所をもつ。これが成功すると、今後、コンサルティは類似した状況のケースに悲観的な予測をする同じ不合理な認知の型(主題)を示すことが減少する。また、この技法には、①言葉を用いたクライエントへの焦点づけ、②言葉を用いた置き換え対象への焦点づけ、③言葉を用いないケースへの焦点づけ、④言葉を用いないコンサルテーション関係への焦点づけ、の4つの方法があり、状況に応じて選ぶことができる。最後に主題妨害低減法の理論と実践上の課題を検討した。
収録刊行物
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- 現代福祉研究
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現代福祉研究 12 185-199, 2012-03-01
法政大学現代福祉学部現代福祉研究編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649757672832
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- NII論文ID
- 40019230621
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- NII書誌ID
- AA11583110
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- HANDLE
- 10114/7365
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- NDL書誌ID
- 023586873
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- ISSN
- 13463349
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可