ローカル・ガバナンスが重視される時代の地域コミュニティにおける自治体職員の役割に関する考察 : 地域担当職員制度に関する分析を通して

書誌事項

タイトル別名
  • ローカル ・ ガバナンス ガ ジュウシ サレル ジダイ ノ チイキ コミュニティ ニ オケル ジチタイ ショクイン ノ ヤクワリ ニ カンスル コウサツ : チイキ タントウ ショクイン セイド ニ カンスル ブンセキ オ トオシテ
  • A Study on the Role of Local Government Officials at Local Communities in an Era that Local Governance is regarded as important : through analyzing the Community Support Staff System

この論文をさがす

抄録

type:Article

本稿では,財政状況が厳しく,職員数が減少する一方,住民から求められるニーズは複雑・多岐化するという,現在の自治体をめぐる経営状況において,特に住民に身近な存在としての基礎的自治体では,今後,職員が地域に直接赴いて活動することが今以上に重要となるものとの前提に立ち,考察を進める。また,その考察材料となる具体的事例として,未だ全国で約3割の自治体でしか実施されていない,「地域担当職員制度」の積極的な導入及び活用を提案する。 そのために,「地域担当職員制度」について,全国規模で実施されているアンケート調査の結果を基に現状分析を行い,先行研究を整理する中で,その概念定義を行う。また,より具体的な事例として,全国でいち早く「地域担当職員制度」を導入した千葉県習志野市の事例を始め,実際に「地域担当職員制度」に取り組んでいる自治体で,独自に詳細なアンケート調査を実施している愛知県高浜市の事例,大都市自治体として取り組んでいる北海道札幌市及び福岡県福岡市の事例について,それぞれ分析を行い,ローカル・ガバナンスが重視される時代の地域コミュニティにおける自治体職員の役割についてまとめる。

収録刊行物

  • 公共政策志林

    公共政策志林 8 117-131, 2020-03-24

    法政大学公共政策研究科『公共政策志林』編集委員会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ