初期・2次救急患者の実態と看護体制の検討

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  • Investigation of the Present Circumstances and Emergency Nursing Care System in the Emergency Department.
  • ショキ 2ジ キュウキュウ カンジャ ノ ジッタイ ト カンゴ タイセイ ノ ケントウ

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抄録

本研究では,九州北部の3病院の救急外来を受診した患者181名とその家族214名を対象に,その実態を調査し,救急外来における看護体制について検討した。患者は初期救急患者が137名,2次救急が44名,平均年齢はそれぞれ32.6±25.6歳,51.1±27.3歳であった。患者は15歳未満の小児が28.2%と最も多く,ついで70歳以上の患者が18.8%と多かった。患者の家族では,平均41.4±12.0歳であった。家族は不安が強く,初期救急患者の家族よりも2次救急患者の家族の不安が有意に強かった。 実態調査の結果より,①電話相談での対応およびトリアージナース配置の必要性,②家族援助の重要性,③家庭でできる看護の教育を行う場作りの必要性,が示唆された。

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