酸化リノレン酸メチルとtrypsinとの反応機構
書誌事項
- タイトル別名
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- Reaction Mechanism between Oxidized Methyl Linolenate and Trypsin
- サンカ リノレンサン メチル ト trypsin ト ノ ハンノウ キコウ
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抄録
酸化リノレン酸メチルとtrypsinとの反応機構を明らかにするため,これらの官能基を調べた.結果は次の通りである.1.酸化リノレン酸メチルと反応させたtrypsinは最大励起波長340mmおよび最大発光波長420mmを示す蛍光発色団を生成した.2.リノレン酸メチルの自動酸化日数の延長に伴って蛍光強度も漸増した.酸化リノレン酸メチルの分画画分中では多量体で最大の蛍光強度を示したが,ほかの画分でも蛍光が観察された.3.多量体はカルボニル基の修飾によってtrypsin阻害をほとんど示さなくなった.また,trypsinのε-アミノ基を修飾したacetyltrypsinは多量体によって全く阻害されなかった.4.多主体との反応によってtrypsinではLysが主に損傷されていた.以上の結果から,酸化リノレン酸メチルによるtrypsin阻害は多量体のカルボニル基とtrypsinのε-アミノ基との共有結合に基づくものと結論した.
収録刊行物
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- 九州大學農學部學藝雜誌
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九州大學農學部學藝雜誌 39 (1), 23-26, 1984-07
九州大學農學部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649767692416
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- NII論文ID
- 110001717041
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- NII書誌ID
- AN0005519X
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- ISSN
- 03686264
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- DOI
- 10.15017/22159
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- HANDLE
- 2324/22159
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- NDL書誌ID
- 2997904
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles