リゾチームの糖ペプチドによる修飾とラット肝細胞膜への結合について

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  • Modification of Lysozyme with Glycopeptide and its Binding to Hepatic Membrane of Rat
  • リゾチーム ノ トウ ペプチド ニヨル シュウショク ト ラット カン サイボ

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抄録

オボムコイドからとった糖ペプチドをリゾチームに結合させ,得られた修飾リゾチームをアフィニティークロマトグラフィーなどにより分離した.修飾リゾチームは,nativeのそれに比べて34%の相対活性を有していた.糖ペプチドとリゾチームの結合比(モル)は1:1.2であった。Nativeと修飾リゾチームをそれぞれ1251でラベルし,ラット肝臓の膜画分とinvitroでインキュベートした結果,同画分へのリゾチームの結合能は,修飾したものが約4倍高いことがわかった,ノイラミニダーゼ処理でシアル酸を除いた修飾リゾチームでは,結合値はさらに大きくなった.ラットの心臓や腎臓の膜画分ではさほど著しい結果が見られなかったことは,上記の結果が肝臓の特異的なレセプターによることを示唆する.

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