炭素窒素安定同位体比を用いた広島湾の海産生物24種の栄養段階の推定
書誌事項
- タイトル別名
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- Trophic status of 24 aquatic species in Hiroshima Bay inferred from stable isotope ratio
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抄録
本研究は広島湾に生息する魚類や頭足類などの栄養段階を炭素・窒素安定同位体分析を用いて明らかにした。分析した魚類の中で最もδ15N値が低かったのはカタクチイワシとサヨリの14.4‰で,逆に高かったのはカサゴの16.8‰であった。δ13C 値が低かったのはサヨリとスズメダイの-17.6‰で,高かったのはマダイとシロギスの-15.3‰であった。頭足類を加えると,アオリイカのδ15N 値とδ13C 値は最も高く,それぞれ17.3‰と-14.8‰であった。このような種間の栄養段階の違いは,食性や栄養源の違いを反映していると考えられた。本研究結果は,瀬戸内海でも屈指の漁場として知られている広島湾において,魚類資源の持続的利用を行うために有益な知見となるであろう。
収録刊行物
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- 生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要
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生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 52 1-7, 2013-12-25
広島大学大学院生物圏科学研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649783079040
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- NII論文ID
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40019975031
- 120005752985
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- NII書誌ID
- AA11768091
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- ISSN
- 13481371
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- DOI
- 10.15027/39901
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- NDL書誌ID
- 025244248
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可