瀬戸内海の河口干潟域で確認されたトラフグ稚魚による刺毒魚アカエイの捕食

書誌事項

タイトル別名
  • Takifugu rubripes predation on the venomous stingray Dasyatis akajei : gut content evidence from an estuary in the western Seto Inland Sea, Japan
  • セトナイカイ ノ カコウ ヒガタイキ デ カクニン サレタ トラフグ チギョ ニ ヨル シドクギョ アカエイ ノ ホショク

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説明

瀬戸内海の河口干潟域で,トラフグTakifugu rubripes稚魚による刺毒魚アカエイDasyatis akajeiの捕食を初めて確認した。2012年9~11月と2014年10月に,山口市椹野川河口で採集したトラフグ27個体(9.8~14.0cm SL,11.9~17.5cm TL)の食性を調査し,2012年10月に採集した1個体(12.1cm SL,15.1cm TL)の消化管内容物からアカエイ1個体を同定した。アカエイ被食部位は,尾部を含めた体後部で,計40個の断片として検出された。異なる2通りの復元方法により,体盤幅はそれぞれ11.1±2.4cm(±95%信頼区間),12.8±3.7cm(同)と推定された。被食量は,前者ではアカエイ体重の18.6%,後者では11.8%に及ぶと考えられた。

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