書誌事項
- タイトル別名
-
- Effects of afterwarnings regarding persuader's intent on deceptive persuasion
- 虚偽説得に及ぼす虚偽説得者の意図に関する事後警告の効果
- キョギ セットク ニ オヨボス キョギ セットクシャ ノ イト ニ カンスル ジゴ ケイコク ノ コウカ
この論文をさがす
抄録
本研究では、詐欺の一種である架空請求を虚偽説得として利用した。そして、虚偽説得メッセージ(架空請求ハガキ)を実験参加者に提示した後、説得者の意図に関する事後警告を提示し、その効果を測定した。事後警告情報には、説得意図(PI)、虚偽意図(DI)、情緒喚起意図(EI)の3タイプを使用した。実験計画は、事後警告要因(3種類の単一タイプと4種類の結合タイプの事後警告、および無事後警告)と実験参加者の性(男性、女性)の8×2の2要因実験参加者間計画であったが、実質的に2×2×2×2の4要因実験参加者計画であった。従属変数の測定には事後測定法を用いた。4要因分散分析の結果、①EIタイプの事後警告が有る場合には、PIタイプの事後警告は連絡行動意思を抑制すること、②PIタイプの事後警告は無いが、EIタイプの事後警告がある場合には、DIタイプの事後警告は振込行動意思を抑制することが分かった。また、共分散構造分析の結果、微弱ではあるが、DIタイプの事後警告は、メッセージ評価を低下させて、振込行動意思を抑制することが解明された。
収録刊行物
-
- 広島大学心理学研究
-
広島大学心理学研究 10 27-36, 2011-03-31
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390853649785593856
-
- NII論文ID
- 120002970893
-
- NII書誌ID
- AA11616129
-
- DOI
- 10.15027/31302
-
- NDL書誌ID
- 11078333
-
- ISSN
- 13471619
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可