カノコベラの産卵場所の水流環境
書誌事項
- タイトル別名
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- Water movements around the spawning sites of Halichoeres marginatus (Pisces: Labridae)
- カノコベラ ノ サンラン バショ ノ スイリュウ カンキョウ
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抄録
浮遊性卵を生む磯魚の産卵は、産み出された卵を沖合いに運び出すのに都合のよい場所で行なわれるといわれて来た。しかし、実際に産卵場所の水流が調査された例は極めて少ない。そこで、南西諸島の口永良部島の西浦湾において、浮遊性卵を産むカノコベラの産卵場所の水流が、染料を使って調査された。その結果、産卵場所で投入された染料は、数時間以内にほとんどすべてが沖合いへと移送された。以上のことから、カノコベラの産卵場所は今までの仮説に言われて来たように、産み出された卵の沖合いへの早期移送に適していると思われる。
収録刊行物
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- 生物生産学研究
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生物生産学研究 32 (2), 87-92, 1993-12
広島大学生物生産学部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649787217792
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- NII論文ID
- 120000877791
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- NII書誌ID
- AN10409040
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- ISSN
- 1341691X
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- DOI
- 10.15027/24662
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- NDL書誌ID
- 3868525
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可