口永良部島における魚食性魚類の餌分類群とサイズ組成

書誌事項

タイトル別名
  • Compositions of prey taxa and size in piscivorous fishes at Kuchierabu-jima, soutern Japan.
  • クチエラブジマ ニ オケル ギョショクセイギョルイ ノ エサ ブンルイグン ト サイズ ソセイ

この論文をさがす

抄録

魚食性魚類に餌として利用されている魚類の分類群とその大きさを明かにするために、南日本の口永良部島の磯において肉食性魚類の消化管内容物を調査した。調査対象種14科31種723個体中、アオヤガラ Fistularia petimba、ワヌケトラギス Parapercis cephalopunctata、アカエソSynodus ulae、ギンガメアジ Caranx sexfasciatus などの14科31種156個体によって合計339個体の魚類が捕食されていた。この中で、表層性のキビナゴ Spratelloides gracilis が最も多く利用されていた。また、口永良部島の磯においては、体長19.0mmから55.0mm、体高4.0mmから8.0mmの魚類に対する捕食圧が高いことが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ