保育所1歳児クラスの給食場面における子どもと保育者の相互交渉 : 食べ物の差し出し方に着目して

書誌事項

タイトル別名
  • The Interaction between 1-2-Year-Old Toddler and Nursery Teacher at Nursery School Lunch Time : Focusing on feeding strategies
  • ホイクジョ 1サイジ クラス ノ キュウショク バメン ニ オケル コドモ ト ホイクシャ ノ ソウゴ コウショウ : タベモノ ノ サシダシ カタ ニ チャクモク シテ

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抄録

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[要約] 本研究では,保育所1歳児クラスの給食場面における,保育者の支援と子どもの応答について検討した。保育者の支援は,食べ物の差し出し方の違いに着目し,子どもの口元に食べ物を運ぶ「直接支援」,子どもの手に保育者が触れ,子どもと一緒に食べ物を口に運ぶ「準直接支援」,子どもの目の前の食べ物の環境変化に寄与する「間接支援」の3つの支援形態に分類した。その結果,保育者は「間接支援」を多く用い,子どもを「自ら能動的に食べる存在(石黒,2003)」として期待していることが示唆された。また,保育者は子どもの発達的特徴を踏まえて支援を行っているとともに,保育者が子どもの要求を受け入れたり,子どもとの言語的なやりとりを介して共感的に関わろうとすることで,子どもの摂食意欲が高まる可能性が示された。

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