小学校における外国語活動展開事例の検討 : 授業観察記録を基礎として

書誌事項

タイトル別名
  • Preliminary Research of Lesson Plans for Elementary School Pupils based on Observation of English Classes
  • ショウガッコウ ニ オケル ガイコクゴ カツドウ テンカイ ジレイ ノ ケントウ ジュギョウ カンサツ キロク オ キソ トシテ

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説明

日本の小学校における英語教育への取り組みは2011年に正式に始まったばかりである。アレン玉井(2010)は、児童英語教育の教材の開発は既に発達しているが、理論の構築は遅れていると述べている。その一因として、実際の現場におけるデータ収集が容易ではないためであると考えられる。そこで、筆者は現行の小学校外国語活動の実態を知るため予備調査として、公立小学校と研究開発校の英語村を訪問した。文部科学省の指針にそって、研究開発校以外では、「聞く」「話す」の音声を主体とした学習活動が行われている。しかし近年、先行研究を通じて外国語活動における「文字の指導」の必要性が議論されつつある。また、2013年に文部科学省は、2020年度以降に中学年に外国語活動を導入し、高学年から英語を教科化すると発表した。こうした状況から、本稿は授業観察記録を基礎として、小学校における外国語活動の展開事例を検討しようとした。

収録刊行物

  • 研究論集

    研究論集 101 167-181, 2015-03

    関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部

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