職業観、仕事の意味深さおよび組織適応感の関係 : 組織で働くプロフェッショナルを対象にした定量分析

書誌事項

タイトル別名
  • The relationship between meaningfulness of work and work value and person-organization fit of professional workers in Japan
  • ショクギョウカン シゴト ノ イミブカサ オヨビ ソシキ テキオウカン ノ カンケイ ソシキ デ ハタラク プロフェッショナル オ タイショウ ニシタ テイリョウ ブンセキ
  • ショクギョウカン 、 シゴト ノ イミ フカサ オヨビ ソシキ テキオウカン ノ カンケイ : ソシキ デ ハタラク プロフェッショナル オ タイショウ ニ シタ テイリョウ ブンセキ

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説明

本研究の目的は、組織で働くプロフェッショナルの職業観、仕事の意味深さ、および組織適応感との関連性を検討することにある。職業観の3側面(経済的側面、個人的側面、社会的側面)が組織適応感に直接的に影響を及ぼすプロセスと、職業観の3つの側面が、仕事の意味深さを介して組織適応感に影響を及ぼすプロセスを想定した仮説モデルを作成し、アンケート調査で得られたデータを対象にパス解析を行った。職業観(個人的側面)が組織適応感に及ぼす影響を検討した結果、有意な直接効果は認められなかったが、仕事の意味深さを介して組織適応感に影響を与える間接効果が有意となった。次に、職業観(社会的側面)が組織適応感に及ぼす影響を検討した結果、組織適応感に対する間接効果と直接効果がともに有意な結果となった。本研究の意義は、職業観(個人的側面)と職業観(社会的側面)の、組織適応感に影響を及ぼすメカニズムの違いを明らかにした点にある。

収録刊行物

  • 研究論集

    研究論集 106 119-137, 2017-09

    関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部

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