社会的学習理論のコンテクストにおけるハプンスタンスの理解 : キャリア形成へのHappenstance Learning Theoryの適用

書誌事項

タイトル別名
  • Happenstance in the Context of Social Learning Theory
  • シャカイテキ ガクシュウ リロン ノ コンテクスト ニ オケル ハプンスタンス ノ リカイ キャリア ケイセイ エノ Happenstance Learning Theory ノ テキヨウ

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説明

本稿はKrumboltzの計画的偶然理論を社会的学習理論の観点から整理したものである。計画的偶然理論は偶然が人のキャリアに与える影響に着目し、チャンスをつくるために自ら行動を起こすことを促すもので、偶然を作るための5つのスキルが有名だが、偶然を作るための4つのステップはあまり知られていない。しかしKrumboltzを社会的学習理論の研究者、そして認知的行動的アプローチを重視する実践家として考えたとき、計画的偶然理論の根幹は5つのスキルより4つのアプローチであったと考えられる。後にハプンスタス学習理論が発表され、発展的に作成された5つのステップが記されている。社会的学習理論の観点からKrumboltzを理解することで、5つのスキルでクライエントの認知を変えるアプローチだけでなく、具体的なステップでクライエントの行動を変えるアプローチも用いることができる。

収録刊行物

  • 研究論集

    研究論集 108 119-136, 2018-09

    関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部

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