漢語サ変動詞の自他に関する一考察
-
- 庵 功雄
- 一橋大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- A note on the transitive/intransitive distinction in sino-Japanese verbs
- カンゴ サヘン ドウシ ノ ジタ ニカンスル イチコウサツ
この論文をさがす
説明
中国人学習者に対する日本語教育は重要なテーマであり、基礎的研究を積み重ねていく必要がある。こうした目的の一環として、本稿ではサ変動詞の自他を対象にアンケート調査を行った。その結果、自動詞、他動詞において含意スケールが観察された。また、受身形の習得率はよかったが、使役形はほとんど習得されていなかった。特に、「他動詞に相当する使役形」は全く習得されていなかった。そして、「VNする(VN:動名詞)」が非対格自動詞の場合の「VNされる」は誤用になるが、その場合、対応する「VNする」が習得されないという影響を与えていることがわかった。
収録刊行物
-
- 一橋大学留学生センター紀要
-
一橋大学留学生センター紀要 11 47-63, 2008-07-30
一橋大学留学生センター
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390853649795843072
-
- NII論文ID
- 110007617432
-
- NII書誌ID
- AA11394082
-
- ISSN
- 1348768X
-
- DOI
- 10.15057/15936
-
- HANDLE
- 10086/15936
-
- NDL書誌ID
- 10476212
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可