製品開発における上流工程管理と人材マネジメント : 開発成果に対する効果の検証
書誌事項
- タイトル別名
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- Front-End Practices and Human Resource Management in the Product Development Process: Empirical Analysis of Development Outcomes
- セイヒン カイハツ ニ オケル ジョウリュウ コウテイ カンリ ト ジンザイ マネジメント : カイハツ セイカ ニ タイスル コウカ ノ ケンショウ
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説明
本稿では,日本・中国・韓国における製品開発の上流工程を有する企業(製造業とソフトウェア業)に対して行った質問紙調査の結果データ(382社)に基づき実証分析を行った.具体的には,製品開発の上流工程における諸活動(市場と技術に関する情報収集,上流工程への各機能部門の関与度合い,参加者間および下流工程とのコミュニケーションの状況など)と人材マネジメント(インセンティブ付与のあり方)とがいかなる関係にあるときに開発成果が高まるかを定量的に分析した.分析の結果,以下の3点が明らかになった.(1)外部情報の獲得ルートが多く,なおかつ非金銭的インセンティブが付与されるとき開発成果(QCD,顧客満足度,販売実績)が高まる.(2)コミュニケーションの円滑さで測られた開発工程間の組織内統合度が高く,なおかつ非金銭的インセンティブが付与されるとき開発成果(QCD,顧客満足度)が高まる.(3)マーケティング担当者と開発担当者とのコミュニケーションの円滑度が高く,なおかつ非金銭的インセンティブが付与されるとき開発成果(QCD,顧客満足度)が高まる.
収録刊行物
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- 経済研究
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経済研究 69 (1), 35-54, 2018-01-25
岩波書店
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649799070464
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- NII論文ID
- 120006783380
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- NII書誌ID
- AN00070761
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- DOI
- 10.15057/29026
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- HANDLE
- 10086/29026
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- NDL書誌ID
- 028803844
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- ISSN
- 00229733
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可