書誌事項
- タイトル別名
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- 「 ヒヨウ カカク ノ ショ ヨウソ ノ セイサン カカクカ 」 ニ ツイテ ノ マルクス ノ ジョジュツ : 『 シホンロン 』 ガイトウ カショ オ カイドク スル
- Marx’s Description of ‘The Elements of Cost Price Include the Production Price’: Deciphering the Part of Capital
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抄録
要旨 本稿は「費用価格の諸要素の生産価格化」についてのマルクスの叙述(『資本論』第3 部第2 篇第9 章の最後の部分)の解読である。商品の価値価格の生産価格への転化を補 完し最終的に完結させる運動がこの叙述によって解明されている。しかし、この叙述中に は記号の誤記もあり、真意が掴みにくい点が多く、マルクスによるこの解明を知るにはこ の叙述の解読が必要である。私の解読によれば、商品の費用価格の諸要素が生産価格に なった場合、ある商品の費用価格に他の商品の利潤が入り込むが、その社会の総利潤(全 利潤)の計算において二重計算はおこらず、個々の商品の利潤の総合計が総利潤であるこ とは変わらない。この点を踏まえれば、総剰余価値=総利潤、総価値=総生産価格という 基本命題は近似的な仕方で成立する。この命題が成立するか否かがマルクスの価値論の死 命を制するなどとして議論されてもきたが、マルクス自身が妥当な解答を出している。
収録刊行物
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- 都留文科大学研究紀要
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都留文科大学研究紀要 (92), 211-231, 2020-10-20
都留文科大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649803769600
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- NII論文ID
- 120007015927
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- NII書誌ID
- AN00149431
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- ISSN
- 02863774
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- NDL書誌ID
- 030704934
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可