新型コロナウイルス感染防止対策・知識に関する調査研究 : 大阪大学における中国人留学生を例にして

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タイトル別名
  • Study of Preventive measure and Knowledge about COVID-19 pandemic : A survey among Chinese students in Osaka University
  • シンガタ コロナ ウイルス カンセン ボウシ タイサク チシキ ニ カンスル チョウサ ケンキュウ オオサカ ダイガク ニ オケル チュウゴクジン リュウガクセイ ヲ レイ ニ シテ
  • シンガタ コロナウイルス カンセン ボウシ タイサク ・ チシキ ニ カンスル チョウサ ケンキュウ : オオサカ ダイガク ニ オケル チュウゴクジン リュウガクセイ オ レイ ニ シテ

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抄録

調査報告

新型コロナウイルス感染症は2019年12月以降,中国湖北省武漢市を中心に発生し短期間で全世界に広がり日本にも大きな影響を与えた.新型コロナウイルス感染症の流行に対し,日本には多くの留学生が滞在していることから,留学生に対する取り組みが行われてきた.刻一刻と状況が変わり,先が読めない現状の下,本研究では大阪大学における在日中国人留学生に対して新型コロナウイルス感染防止対策と知識に関する調査を行った.留学生が持つ新型コロナウイルス感染症に関する知識の把握と新型コロナウイルス感染防止対策の実施が彼らの健康と命の安全にどのように影響しているのか明らかにすることを目的として,2020年6月から9月にかけて,大阪大学に在籍する中国人留学生162名を対象にオンラインアンケートを実施した.調査回答者の内,女性は54.3%,男性は45.7%で,年齢は20代(83.3%)に集中していた.調査結果から,中国人留学生の属性によって新型コロナウイルス感染症に関する知識の把握と新型コロナウイルス感染防止対策の実施に差が見られた.このことから,優先的な実施措置が必要な対象を発見することができた.また,2020年9月までの日本政府の政策および大阪大学の新型コロナウイルス感染拡大予防に関連する対策と照らし合わせながら,留学生の新型コロナウイルス感染症への対応能力を向上させるための考察を試みた.

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