舞台の力 : 道徳教育のできる教室のための基礎理論

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タイトル別名
  • The Force of the Stage : Basic theory for the moral discussion
  • ブタイ ノ チカラ : ドウトク キョウイク ノ デキル キョウシツ ノ タメ ノ キソ リロン

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説明

道徳の「特別の教科」化が決定し、道徳の授業のいっそうの充実が求められている。特に、《討論》( 討論、対話、議論) を積極的に用いた道徳の授業が求められ、《討論》を通じての道徳の学習、道徳性の発達がねらいとされている。しかし、討論型の道徳の授業の提唱者であるL・コールバーグは、現在の学校において道徳の《討論》が困難であることを指摘し、効果的な道徳の教授法は学校改革を伴わなければならないことを明らかにしている。けれども、日本では、学校構造の改革を伴う道徳の授業を実践することが不可能である以上、討論を可能とする条件を別のところに求めなければならない。そこで、演劇に魅了された11 人の若き演劇者へのインタビューにより、演劇の舞台の力にそのヒントを見いだす。舞台は、受容、発散、浄化の場として、人々を魅了し、参加を促している。教室にもそれらが必要である。

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