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- 新林 力哉
- 京都大学大学院文学研究科修士課程
書誌事項
- タイトル別名
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- <Articles>A Fundamental Consideration of the Kanbe System
- 神戸制度の基礎的考察
- コウベ セイド ノ キソテキ コウサツ
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抄録
神戸は日本古代の神祇制度のひとつである。本稿は、日本古代神祇制度における神戸の意義を明らかにする前提として、神戸と封戸を峻別する近年の見解を再検討した。封物の基準額を定めた天平一九年格を検討した結果、神戸は民部行政においては封戸制のなかに位置付けられ、実際に運用されていた。先行研究で明らかにされた神戸と封戸の違いは封戸であることの否定を意味せず、封戸は所属先を国家以外の何らかのものとされた民戸一般を指すと思われるので、神戸は民部行政において封戸の一種とすべきである。すると、神戸は禄令令条之外条に規定された存在ということになり、天皇の意志によって与えられるものであることが明らかになった。また大化前代には大王の意志によって部民制に基づき民を神に与える仕組みが見いだされ、大化改新の部民制廃止以後、封戸制の一部として令制神戸が制度化されたと考えられる。
収録刊行物
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- 史林
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史林 103 (6), 765-802, 2020-11-30
史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内)
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649819790464
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- NII論文ID
- 120007026442
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- NII書誌ID
- AN00119179
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- HANDLE
- 2433/262605
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- NDL書誌ID
- 031370965
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- ISSN
- 03869369
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可