書誌事項
- タイトル別名
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- セイメイ カガク リテラシー イクセイ オ ニナウ セイブツ キョウイク ノ アリカタ
- The Way to Support Biological Sciences Education for Life Science Literacy
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説明
本研究の目的は,「子宮頸ガン予防ワクチン接種の是非」を教材として用い,「生物基礎」を実際的に「日常生活や社会」に役立つようにする授業実践のあり方を提案することにある。学習指導要領では,日常生活や社会と関連した教材として「エイズ」や「糖尿病」といった疾患を挙げているが,生徒にとって当事者性の低い話題であり,免疫学習の一例に留まってしまう可能性が高い。また,先に述べたように子宮頸ガン予防ワクチン問題解決には,生物学のみならず,保健衛生学,医学から情報まで知識や活用力,すなわち生命科学リテラシーが必要である。そこで今回は,「生物基礎」の授業の中で,子宮頸ガン予防ワクチン関連分野として「免疫」「ガンの細胞学的理解」を丁寧に行い,それらを生かせる情報検索の時間を設け,自己決定力を育むことを目標とする授業展開を試みた。比較のため,「社会と情報」科目で同じテーマの情報検索を行う授業を行い,本研究の「生物基礎」授業の効果を調べた。 授業実践の結果,拡張した「生物基礎」授業により,情報のリテラシーが高まり,さらに自己決定力,社会への関心が高まるという連鎖の効果が見いだされた。本論文では,実践結果を報告するとともに,科学的理解が自己決定力や社会性をもたらすメカニズムを論じ,それをふまえた高校教育における知識基盤社会,アクティブラーニング,合科授業,キャリヤ教育や18歳選挙権への対応について考察する。
収録刊行物
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- 富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama
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富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama 11 (1), 139-155, 2016-10-25
富山大学人間発達科学部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649822076032
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- NII論文ID
- 120005853722
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- NII書誌ID
- AA12181167
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- ISSN
- 1881316X
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- HANDLE
- 10110/00016629
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- NDL書誌ID
- 027715529
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可