書誌事項
- タイトル別名
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- The Significance of "Freedom of Expression" in the Constitution of Japan
- ニホンコク ケンポウ ニ オケル ヒョウゲン ノ ジユウ ノ イギ ベイコク ケンポウ ト ノ ヒカクテキ カンテン カラ
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説明
日本国憲法は米国の強い影響の下に制定された。そして,人権保障の核心をなす「表現の自由」も法律の留保なしに認められた。だが,その後の展開において日本と米国では,この権利が問題となる場面は異なっていた。米国においては人種差別問題が,この権利を制約する要素となったが,日本においては公共の福祉がこの権利に対する制約原理となった。日本の最高裁判所は,表現の自由を最大限に尊重する姿勢を示しながらも公共の福祉をより重んずる姿勢を崩していない。 近年,情報通信技術の飛躍的発展により,プライヴァシーを保護する必要が強く主張されるようになっている。そのため,「表現の自由」が制約を受ける場合が多くなった。しかし,民主主義の根幹をなす「表現の自由」に対する制約に対しては慎重な態度で臨むことが必要である。
収録刊行物
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- 東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University
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東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University 13 15-28, 2005-03-15
東洋学園大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649825125760
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- NII論文ID
- 110001190299
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- NII書誌ID
- AN10421432
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- ISSN
- 09196110
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- NDL書誌ID
- 7478875
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
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